日本核磁気共鳴学会

第7期会長のご挨拶

日本核磁気共鳴学会会員の皆様へ

日本核磁気共鳴学会第7期会長の就任にあたりご挨拶申し上げます。

 私はNMR学会が発足した2002年から歴代会長の荒田会長、甲斐荘会長、安藤会長、阿久津会長、嶋田会長、朝倉会長、の下で評議員、理事を務め、7期目の会長として就任いたしました。学会が発足にいたったのには、国際会議などの母体となる学会組織が必要との目的があったように思います。その目的は2005年の第1回アジア太平洋NMRシンポジウム(AP NMR)を日本で開催することで1つ達成することができました。私は、その会の実行委員長を務めさせていただきました。その会が原型となり、AP NMRが今も続いていることは喜ばしいことです。

 NMR学会は、会員の皆様の間で生き生きとNMRに関する研究交流ができるように、NMR討論会の母体としての学会開催の支援、若手研究者の海外渡航支援、NMR学会会員のニュースレターの発行、NMR学会機関誌の発行等を学会活動事業の柱にしてまいりました。これらの柱となる事業に関しては、会員の皆様の意見を聞きながら、更に強化したいと考えております。それに加えて、学会事業の原点であった、国際会議の開催支援を強化することにより世界を視野に入れた活動にもとりくみたいと思っています。さしあたり、2016年に京都で開催されるICMRBSを十分に支援したいと考えております。長期的にはISMARを日本で開催できるように支援活動をしたいと思います。このような、国際会議開催への支援も学会活動の柱の1つにしていく所存であります。

 これより2年間、微力ではありますが、NMR学会のさらなる発展のため頑張りたいと思います。会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

2014年4月1日

日本核磁気共鳴学会会長
内藤 晶